春、あと一歩のところで悔し涙を流した国士舘。打線は中軸を打つ南井、村元、宇野を中心に小技や足なども絡めてどこからでも点を取れる切れ目のない打線に注目が集まる。エースの福島は小柄ながらMAX135キロのストレートに切れ味抜群のスライダーを低めにテンポよく投げ込む。左の矢口は独特のフォームから緩急を使い、打たせてとる投手で、「東都の山本昌」との呼び声高い。主将の馬場は堅実な守備でチームを引っ張る。春リーグでの悔しい一敗から、反省点を分析し、部員全員で徹底して改善に努めてきた。秋リーグでは我が校の誇りを胸に、狙うはただ1つ、頂点(てっぺん)のみだ。